図形の頂点についてと先月の「のし紙」の作り方(Word2010)



先月、ご説明の時間がなく、そのままになっている「のし紙」です。
やはり、アップをするのが遅くなり、作り方が間に合っていないのにもかかわらず、皆様には、沢山練習問題をお送り頂きまして、ありがとうございます。

とっても大変だったと思います。
本当にすみません!ごめんなさい!

後からになってしまいますが、今月は、こちらにアップしておきます。
ですので、もう既に作られた方には、申し訳ないのですが、勉強会の時に一緒にもう1度やってみましょう。
頂点の編集がコツです!


まずは、作成前に、頂点のおさらいから・・・・・・・。



図形の頂点編集について

まずは、頂点編集のおさらいから。
以前、「図形の曲線で文字を作成」というので、頂点編集について少しふれてみました。
ただ、なかなか分かりずらいのが、この「頂点」。

(私もなかなか覚えられていないです・・・)

もう1度、おさらいをしてみしょう!


まずは、下のように図形を描きます。今回は、楕円を描いてみます。

  



描いた図形の中で右クリックし「頂点の編集」をクリックすると、図形の頂点が表示されます。
黒い■が頂点になります。

  



この頂点にマウスを重ねると下の図のような形になるので、クリックします。

   (マウスを重ねた状態の拡大)



そうすると、頂点を中心に両脇にハンドルが表示されます。

  



ここでポイントは、この頂点が何の種類になっているかです!

頂点の種類には3種類あります。

  ・頂点を中心にスムージングする
  ・頂点で線分を伸ばす
  ・頂点を基準にする


全部の使い方を覚えるのは大変なので、1つだけまずは覚えましょう。
この中だと、私は「頂点を中心にスムージングする」です。



頂点の種類を確認するには、頂点を右クリックします。

  

ショートカットメニューの中でチェックが入っている部分が頂点の種類になります。
今回は「頂点を中心にスムージングする」にチェックが入っているのでそのまま使います。
もし、違う頂点の種類にする場合は、他のどちらかをクリックします。



頂点を中心にスムージングする」は、、、
ハンドルの片方をドラッグすると、ドラッグした長さ分、反対の長さも長くなります。
また、外側へ引っ張ると「ゆるやかなカーブ」、内側に引っ張る(頂点に向かう)と「急なカーブ」になります。

  




ちなみに「頂点で線分を伸ばす」は、、、
ハンドルをドラッグした方しか長くなりません。(反対側はながくなりません)
なので、引っ張った方のカーブが「ゆるやか」になります。
また、傾けた時には、左右一緒に傾きます。ここが次の「頂点を基準にする」との違いです。

  




「頂点を基準にする」は、、、
動かしたハンドルの方だけが、カーブし、傾き、長さも変わります。
反対側はまったくかわりません。
なので、片側だけ変更したい時には、こちらの方がいいですね。

  



最後に、頂点が足りない時には、「追加」も出来ます。
追加したい部分にマウスを重ね下のような形になったら、右クリックします。

   (マウスを重ねた状態の拡大)

ショートカットメニューから「頂点を追加」をクリックします。

ここで注意するのは、右クリックをしようとして、ドラッグしてしまい、いきなり追加されてしまうケースです。
余りに力をいれすぎて、「ぎゅーっ」としてしまうと、ドラッグになってしまうことがあります。
この時に頂点も一緒に追加されてしまいます。
右クリックする時は、やさし、軽くやってみて下さいね。


頂点で覚えておかなければいけないポイントは、ここまで、
あとは、ハンドルをまげて様々な図形を作るようになります。
 


「のし紙」の作り方


上の頂点の編集を踏まえた上で作成していきます。
これを作る上でのポイントは、「コピー」です。
コピー後の状態から、どんなふうに整列をさせていくかがポイントです。


(用紙の準備をしておきます。)

1.楕円を描きます。(塗りつぶしなし、枠線の色:赤に設定です)

  



2.描いた楕円の頂点を表示します。(図形で右クリックし、「頂点の編集」をクリックします)

  


この時、頂点の種類が「頂点を中心にスムージングする」になっているかの確認をしておきます。




3.楕円の右(または左)の頂点を少し斜め外側上にドラッグし、移動します。

  



4.同様に反対側の頂点も斜め外側上にドラッグします。
 この時、3.で移動した頂点と同じくらいの高さするのが目安です。

  



5.下の頂点をクリックし、ハンドルを表示します。

  

この時、頂点の種類が「頂点を中心にスムージングする」になっているかの確認をしておきます。




6.ハンドルを頂点に向かって内側にドラッグしします。(角っとした頂点になります)

  



これで、赤い蝶々の部分が完成です。この部分できちんと作らないと最後にずれていくので、下のような形になるまで頑張って作ってください!

  





7.作ったものをコピーし5個作ります。
 (この時、マウスを使わずに、貼り付けボタンか、ショートカットキーで貼りつけると、下のようになります)

  



8.5個の図形を選択し、「描画ツール」の「書式」−「配置」−「上揃え」をクリックします。

  



9.ここからは、1本ずつ左(または右)へ移動します。
 移動には、キーボードの矢印キーを使ってください。(マウスでは難しいです)

  



10.5本すべて移動が終わると下のようになります。(結構、近づけて下さいね)

  



11.5個の図形を選択し、グループ化にします。
 ただ、この選択をする時にあまりにも図形が隣り合っているので、通常の倍率では選択しづらいです。
 「ズーム」を「500%」にすることをお勧めします。

  (500%が最大倍率です)



12.最大になると下のように表示されます。
  これで、少しはクリックしやすくなると思いますので、頑張って5本選択します。
  クリックする場所は、なるべく、左(また右)の真ん中あたりがしやすいです。

  



13.全てをクリックすして選択すると下のような感じになります。
 あとは、「描画ツール」の「書式」−「グループ化」−「グループ化」をクリックします。

  




14.グループになったら、あとは、50度くらいに回転をして、片側が完成です。
 もう1つは、出来上がったものをコピーし、線の色をオレンジにして、「左右反転」をしたら出来上がりです。
 これを2つ中央に配置したのが下の感じです。

  

  中央の部分は少し重ねます。(図をクリックすると拡大するので、そちらでも確認してみて下さい。)



15.次に、斜めの直線を描きます。
 これは、なるべく、蝶々の部分からつながっている感じの斜めになるようにしてみて下さい。

  



16.描き終わった直線をコピーし5本同じものを作ります。
 この時も、蝶々の時同様、マウスを使わずに、貼り付けボタン、またはショートカットキーを使ってみて下さい。

  



17.5本の直線を選択し、「描画ツール」の「書式」−「配置」−「上揃え」をクリックします。

  



18.あとは、1本ずつ移動します。この時もキーボードの矢印キーを使います。
 移動が終わると下のような感じです。

  




19.蝶々をグループ化した時と同様、画面を拡大し、5本の直線を選択後、グループ化にします。
 そして、コピーし、線の色をオレンジに変更し、下のように配置します。

  



20.横の直線を描きます。

  



21.こちらも他と同様に、描いたものをコピーし5本作ります。(ここからの流れは先ほどと同じになります)
 そして、5本選択し、「左揃え」にします。その後、1本ずつ移動します。
 これで片側が完成です。完成したものをグループ化にし、コピーしてから線の色を変更し、作ります
 完成すると下のような感じです。

  



22.あとは結び目の部分を作ります。基本図形の「台形」を描き、90℃回転しておきます。

  



23.この台形の塗りつぶし、線の色の設定をします。
 図形の書式設定を表示します。

  

  塗りつぶしは、「パターン」とし、「縦線」を選び、前景色と線の色をオレンジにします。



24.設定ができたら、あとは結び目のあたりに重ねてます。

  



25.飾りとして、正円を重ねたものをいくつか入れます。
  適当なサイズの正円を描きます。(下を参考)

  



26.描いた正円をコピーし5個作成します。

  



27.5個の正円を選択し、グループ化にします。そして、用紙からはみ出る位の位置に、配置します。
 (1/4位見える感じです。)

  



28.他にもコピーし配置します。あとは、「御中元」を作って完成です。

  


とってもシンプルなのですが、作るのに時間がかかります。でも、自分オリジナルなものが出来るので、1つ用意してあっても良いかもしれません。



 
 
 
 

 | 今月の内容 | 先月の内容 |過去の資料 |掲示板
 2013 warabi senior personal computer club